今回はウェブアンケートにて総勢9,954名に調査した<長崎弁!意味が難しい「長崎の方言」ランキング>を発表します。「じゃがいも」や「つ」、「もってこい」など、別の意味に間違えそうな言葉も!さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位じゃがいも(靴下の穴) (953票)
- 2位つ(かさぶた) (793票)
- 3位どんく(カエル) (495票)
- 4位もってこい(アンコール) (450票)
- 5位ばらか/ばらかもん(元気な/元気者) (409票)
- 6位みじょか(かわいい) (378票)
- 7位やあらしか(かわいい) (361票)
- 8位さるく、さらく(歩いて回る) (360票)
- 9位だんじゃなか(そんな場合じゃない) (353票)
- 10位あもじょ、あもよ(おばけ) (331票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<長崎弁!意味が難しい「長崎の方言」ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,954名/調査日:2023年9月2日
第1位:じゃがいも(靴下の穴)(953票)
- 野菜と勘違いする
- 野菜のジャガイモのことはなんていうの?
- 言い得て妙な気がします
言われてみると似てるかも!1位は「じゃがいも(靴下の穴)」!
なんとも可愛らしい言い回しですが、じゃがいもが土からのぞいている様子と、穴が開いた靴下から足がのぞいている様子が似ていることから「じゃがいも」と言われているようです。ちなみに同じ意味で宮城県では「おはよう靴下」と呼ぶのだとか。どちらも可愛くてほっこりしますね!
第2位:つ(かさぶた)(793票)
- どうして『つ』?
- 『つ』一文字だけっていうのが面白い
- 一文字は困る
「ち」のあとだから?! 2位は「つ(かさぶた)」!
長崎県だけでなく、熊本県や宮崎県、鹿児島県など九州のほかの地域でもかさぶたのことを「つ」と呼ぶのだそうです。かさぶたができるのは「ち(血)のあと」だから「つ」と言われるようになったという、なぞなぞのような説も!「つ」一文字でかさぶたを意味するなんて、ユニークな方言ですよね。
第3位:どんく(カエル)(495票)
- どんな生物かと思う
- パン屋の名前かなと思いました
- 語源がわからない
有名店の名前とは関係ありません!3位は「どんく(カエル)」!
「どんく」と聞くと、ベーカリーチェーン店「ドンク(DONQ)」を思い出す方も多いようですが、長崎弁では「どんく=カエル」!カエルに似た形の岩は「どんく岩」と呼ばれ、長崎市の中心部にある金比羅山や北浦町の海岸などにあり、地元の方に親しまれています。親の言うことを聞かず逆のことばかりする子どものことを「ぎゃくぎゃくどんく」と言ったりも!
第4位:もってこい(アンコール)(450票)
4位は「もってこい(アンコール)」!
- 違う意味だと思ってしまう
- 何か持って来てほしいのかと思ってしまう
なぜ「アンコール」の方言が「もってこい」なのかと不思議に思いますが、国の重要無形民俗文化財にも指定されている、長崎市の諏訪神社のお祭り「長崎くんち」での掛け声「(もう一度)持ってこーい、持ってこい」から来ているようです。このことから、長崎で行われるミュージシャンのライブ・コンサートでは、アンコールの掛け声は「もってこい」になることが多いようです!
第5位:ばらか/ばらかもん(元気な/元気者)(409票)
5位は「ばらか/ばらかもん(元気な/元気者)」!
- ドラマで見ました
杉野遥亮さん主演でドラマ化もされた人気漫画のタイトルにもそのまま「ばらかもん」として使われていますね。主に五島列島で使われる方言で、漫画「ばらかもん」の舞台も五島列島でした!
第6位:みじょか(かわいい)(378票)
6位は「みじょか(かわいい)」!
- 『みじょか』は『美女か』みたいな感じで覚えやすい
長崎の五島地方などで使われる「かわいい」という意味の方言「みじょか」。小さ目で食べやすい五島列島岩牡蠣に「みじょか」という商品名がついていたり、カステラ生地に「蜜につけた梅の実」や「甘く仕込んだキンカン」を入れた五島の銘菓に「美女果(みじょか)」という名前がついていたり、美容院などのお店の名前にも使用されていたりなど、生活の上でもかなり身近な言葉のようです!
第7位:やあらしか(かわいい)(361票)
7位は「やあらしか(かわいい)」!
- 『やあらしか』と言ったつもりが『いやらしか』と聞こえてしまったら大変です
方言の意味を知らずに「やあらしか」と言われるとちょっとびっくりしてしまいそうですね。もちろん「いやらしい」という意味ではなく、「かわいい」という意味なのでご注意を!この方言は佐賀でも使われているようです。
第8位:さるく、さらく(歩いて回る)(360票)
8位は「さるく、さらく(歩いて回る)」!
- 長崎の友達に『すこ~しさるかんね~』と言われた時は、ホントに判らんかったよ。博多弁と長崎弁でしゃべると、外国語より難しかよ……
「さるく、さらく」とだけ聞くと意味を想像するのも難しいですが、由来は古語の「歩き回る」という言葉の「為歩く(しありく)」から来ていると言われています。気候のいい季節に「長崎さるく」してみたいですね!
第9位:だんじゃなか(そんな場合じゃない)(353票)
9位は「だんじゃなか(そんな場合じゃない)」!
- 想像できない
長崎県でも北部の方で使われている方言で、「遊んどるだんじゃなか(遊んでいる場合じゃない)」といった使い方をするようです。また、「大変」といった意味もあり、マラソン大会の名前として「だんじゃなかばい」と使われた例も!
第10位:あもじょ、あもよ(おばけ)(331票)
10位はあもじょ、あもよ(おばけ)!
- 想像もつかない方言
- ちょっと可愛らしく聞こえる
長崎県の島原エリアなどでは、おばけのことを「あもじょ」や「あもよ」と言う方言があります。子どもに対して「あもじょのでるけん、はようねらんばよ(おばけがでるから、早く寝なさい)」と使ったりするそうです!
長崎弁!意味が難しい「長崎の方言」ランキングベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)9,954名が選んだ<長崎弁!意味が難しい「長崎の方言」ランキング>でした。あなたの知っている「長崎の方言」はありましたか?
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,954名
調査日:2023年9月2日